いきなりやってきた沈黙にどうしよう、と頭がパニックになってしまった。 すると、 『優ちゃん、明後日空いてる?』 明後日…涼介くんも来ないし空いてる。 「空いてるけど」 『飯行かん?』 これは、デートのお誘い? 「いいよ」 『じゃ、今日と同じ時間に駅前のお店な』 「うん分かった」 『今度は2人きりだな』 「……っっ、」 『ふっ、じゃーな』 電話はこれで終わった。 なに……あれ、 率直に思った。 一輝くん、慣れてる。