そう言った。


「俺いくつだと思ってんの?もうすぐ21歳だよ?」



涼介くんだって成人した男性だ。

本気の恋愛なんてたくさんしてきたであろう。



「…分かった。

あたし次の恋愛は頑張る。本気で相手の事を好きになれるように努力する」


中身をちゃんと知ってから…付き合う。

じゃなきゃまた同じ事の繰り返し。



「おう、頑張れよ」



涼介くんには似合わない爽やかスマイルでそう言った。