あたしたちは美味しく料理を食べていると…聞いた事のある声が聞こえた。
「藤!」
「お、来た来た。
こっちこーい」
ちょっと急いできたのか息が切れている梓だった。
なんだか泣きそう?
どうしたのかな?
ツカツカ歩み寄ってきて如月さんの横で止まった。
「どうして、夏帆の携帯から掛けてきたの?」
「はい?」
如月さんの横で立ち止まったと思ったら目に涙を沢山溜めて、ちょっと怒った口調で話しかけた。
それより…
どうしてあたしの携帯から掛けたことを怒っているんだ?
「藤は今日、携帯持っていたじゃん。
なのに、なのに…
どうして夏帆の番号からくるの?
夏帆とこっそり会っていたの?
そりゃ、夏帆はあたしより可愛いし背も高くてキレイだから夏帆と付き合っている2人は絶対お似合いだよね」