「小学生の漢字なんだからさっさっと終わらして。
終わったら俺が見るから」
「はーい…」
ちぇー。
折角2人なのに勉強だなんてつまらない。
もっと蒼衣先輩の事、知りたいな。
あたしって全然知らないんだよね。
「あっ…いい忘れたけど…」
プリントから視線を正面に座っている蒼衣先輩に移した。
「明日から毎日放課後は図書館来て、プリントやってもらうから」
「はっ?」
毎日プリントやるの?
誰が?
「今朝、学校で兄貴から次のテストまでのプリントもらってきたから。
一応1日1枚かな?」
「それって誰がやるんですか?」
「そんなこと聞くの?」
はい、聞きます。
だって納得いかないです。
毎日っていったら…
放課後、遊びにいけないもん!
そんなのヤダー!