梓と如月さんがどのような雰囲気だったかは…
2人にしかわからない。
でも、梓の話を聞いて少し思った。
『勢い』
ウジウジこんな所で考えていてはダメッ。
『福島先輩に避けられている』
『蒼衣先輩は好き』
これだけは分かっている。
あとは勢い?
流れにまかせてみる?
しかない。
「梓っ!」
「はいっ」
大きな声で名前を呼ばれて驚いたのか、勢いよく顔をあげた。
「あたし、福島先輩とはきちんと話して早めに別れる。
それで蒼衣先輩には“好きです”って言う」
梓や如月さんのようにはなれないと思う。
でも自分の気持ちを伝えてみないとわからない。
これもみんな…
梓と如月さんのおかげ。
あたしにとって梓と如月さんカップルは理想なカップルだ。
こんな2人になりたいな…