私はそれ以上何も話さず、無言で自室に戻った。彼も、何も言わずにリビングに戻る。
もともと人付き合いが下手な私にとっては、丁度いい付き合い方だ。
とても乾いているなあ、と自分でも思うけれど。
服を着替えて、切られた制服を捨てる。
これは新しく買うしかないか。
でも制服は高いからなあ、と軽々しく悩んだふりをしてみる。
本当は、買う気もなかった。
だって、行かなきゃいいだけだから。
サボっても、注意する人もいない。ふと思う、どうして学校に通っているのかと。
両親はとっくの昔にどこかへ行ってしまったし、同居人のあの人は何も言わないだろうし。
退学しても、誰からも文句は言われないはずだ…それなのに、私はまだずるずると決まりに引きずられている。
もともと人付き合いが下手な私にとっては、丁度いい付き合い方だ。
とても乾いているなあ、と自分でも思うけれど。
服を着替えて、切られた制服を捨てる。
これは新しく買うしかないか。
でも制服は高いからなあ、と軽々しく悩んだふりをしてみる。
本当は、買う気もなかった。
だって、行かなきゃいいだけだから。
サボっても、注意する人もいない。ふと思う、どうして学校に通っているのかと。
両親はとっくの昔にどこかへ行ってしまったし、同居人のあの人は何も言わないだろうし。
退学しても、誰からも文句は言われないはずだ…それなのに、私はまだずるずると決まりに引きずられている。