花瑠へ

読んでるってことは俺はもういないのかな。

できればこれは読まれずにしたいって思うけど、

多分、無理だから手紙を書いたよ。

花瑠にはたくさん感謝です。

毎日毎日会いに来てくれてありがとう。

花瑠が来てくれて凄く嬉しい。

自分の好きな人に毎日会えるってこんなに幸せなんだと思いました。

そこで花瑠に約束してほしいことがあります。

1つ目、そう言えば花瑠、高校生でしょ?

夢はあるのかな。

花瑠なら何でもできそう。

俺は一番近くでは応援出来ないけど、花瑠が自分の夢に向けて頑張ってるのを、誰よりも応援したい。

だからね、諦めないでね。

2つ目、花瑠は泣き虫だからね。

花瑠が泣いてたら、優しく「大丈夫」って言ってくれる人と幸せになって。

その役目は俺がよかったけど、他の誰かに譲ります。

花瑠の選んだ人だから、きっといい人だよ。

どうか、俺の分まで幸せになってください。

花瑠の優しいところが好き。

泣き虫だけど、そんなところも好き。

花瑠の笑顔が好き。

花瑠のことが、大好き。

またね。