「…どうしたの?」 座って、と言われたからベッドの隣にある椅子に座って、私は少しずつだけど話し始めた。 「あのね、夢を見たの。……小さい頃の夢。」 「私が結翔のこと、“ゆいくん”って呼んでた時の。」 「私ね、ゆいくんの笑った顔が大好きって言ってた。」 私が話してる時、結翔は何も言わずただ聞いてくれている。 言うのは怖いけど……後悔はしたくない。