私は用を済ませて、結翔のところへ行った。



「結翔。こんにちは。」



病室に入って、最初の違和感─────








カーテンが閉まってる。




「…結翔……?」



カーテンを開けようとすると

「ごめん。開けないで。」



近くにいるのに、遠く感じる。


「結翔…?どうしたの……?」


「……花瑠。俺…。」










その言葉を聞いた時、私は頭が真っ白になった。



















「俺、もう花瑠とは会わない」