そういいながら、まゆは僕の腕を掴み
口を尖らせた。



「面白かったら
最後まで見ようかな〜」



つまりは、最後までいたら泊まっていくってことだろうか。


僕は、DVDプレーヤーにDVDを入れて、飲み物を注ぎにキッチンに向かった。



ソファーでくつろぐまゆ。

髪を触りながら、映画のプロローグをみている。


あぁ、綺麗だ
と見るたびに思う。


なにか軽くおかずを作ろうかと、コンロ下の棚を開けたが、

包丁・・・なかったんだった、と思い諦めた。



「優くん、

はやく一緒にみようよ〜」



甘い猫なで声に呼ばれ、隣に座った。