「・・・一緒にみませんか?」



DVDを手に取り彼女に差し出す。


きっと、手なんか震えてかっこつけきれてないだろう。



もう、どうなっても構わないと思った。



「ふふっ、

いいよ」


「えっ?」


「この映画
面白そうね」


「9時にバイト終わります」


「わかった。近くの喫茶店で待ってるね。

ちゃんと来てよ?」


「はい」