ベンチに近づくと
やっぱりもう彼女は来ていて



いつものようにベンチに1人腰掛けて……





いなかった。




ベンチ前の地べたにペタンと座り込んで、

ずっと下を見ている…





彼女の目線の先には


小さな子猫が力なく横たわっていた





『ジョーが……


ジョーが死んじゃった………』