ボクは少し離れたところから しばらくそれを見てた。 すると、彼女が ふと猫たちから目を離して ボクの視線に気付いた。 パッと腰掛けていたベンチから立ち上がって まっすぐにボクを見てる。 ボクは止めていた足を再び前に出して 彼女の方へ歩み寄った。