今日から私は高校生世間的にはJKっていうのかな
 ってことで今日は入学式
 親も入学式に参加するということで今車で送ってもらってます
 「とーちゃく」
 「梓?」
 「えっ」
 声のほうを見たらあっちゃんが待っていた
 あっちゃんとは宇都宮藍
 ちなみに私は千葉梓
 「真弓いた?」
 「えっまだ来てないの?知らないよ」
 真弓とは前橋真弓通称まっちゃん
 いつも遅刻気味
 
 10分後
 「時間ヤバくない?今何時?」
 「えーっと」
 あっちゃんがスマホを取り出して時間を確認してる
 「8時25分…えっ嘘」
 「何時?」
 「8時…25」
 「がちで?」
 「うん」
 2人でパニックになっている
 それもそのはず集合は8時30分
 あと5分
 「真弓にLINEする」
 「おはよー」
 声のほうを見たらまっちゃんがいた
 「真弓!今何時か知ってる?」
 「えーっと8時25分?」
 「集合時間は?」
 「9時?」
 「8時30分だよばか」
 「ごめん はやく行こ」
 私たちは走って掲示板のほうに向かった
 今更だけど先にクラス確認しとけばよかったって後悔してる
 
 掲示板についた
 自分の名前を探す
 「あった私4組だ…藍もかも…あずは…あった千葉…」
 「どこどこ?」
 まっちゃんのほうを見ると泣いていた
 私は名前を探した
 「あった千葉…えっは…ぎ…?嘘!」
 涙があふれた
 ———キーンコーンカーンコーン
 チャイムが鳴った
 これと同時に遅刻決定
 「あったよ梓…1組…」
 私たちが泣いてる間にあっちゃんが探してくれた
 「そっか…あっちゃんありがと…いこっか…」
 「あずー絶対教室行くからねー」
 「うんありがと」
 私たちは教室に向かった
 ここは走っていかなきゃいけないけど走る気分にもならなかった
 1組についた
 「じゃあね」
 2人と別れた
 1人で教室に入るのは決まずい
 「萩ーはやくー」
 後ろから声が聞こえてくる
 「じゃあな萩」
 「おうっ」
 男子2人組だった
 それも結構大きめの
 「あっ…遅刻?」
 「うん」
 1人は1組らしい
 「どうしたの?」
 「入りずらくて…」
 「じゃあ一緒にはいろ」
 なんかちょー軽いこの人
 「いくよっ」
 ———ガラガラ 
 まじまじと視線が集まった
 気まずい
 「先生席どこっすか?」
 男の子が先生に尋ねた
 「名前は?高松です」
 「そっちは?」
 「千葉です」
 「えっ千葉?千葉梓さん?」
 何?えっ?
 「うん」
 「えーっと高松くんここ千葉さんはその後ろで」
 そりゃそうだよね…
 た…かまつとち…ばだからね
 私は移動を始めた
 移動際に高松?くんに
 「ありがと」
 といって席に着いた。

 「じゃあ廊下並んで!」
 担任の話が終わって入学式の準備をした
 そしたら
 「千葉さん!さっきはありがとね」
 「なんでありがとう?」
 素直に疑問だ
 「あっそれは1人じゃなかったから?わかんないや」
 「そーなんだ」
 愛想笑いして席を立った
 「あっ千葉さんあのさ…名前梓だよね?」
 「あっそうだなんで名前知ってたの?」
 私が先生に千葉ですって名乗ったら高松君が梓?って
 「掲示板見て…萩と同じ苗字だから…あっ萩ってわかる?」
 「4組の?千葉萩くん?」
 「そそ…なんで知ってんの?」
 「掲示板見て…私の友達4組だったから…」
 最悪のことだったからまだ、まだ泣ける
 「あっ俺らといっしょか…あはは」
 なぜか爆笑
 意味不明
 「俺らも多分同じ感じ。俺が名前見つけて下に萩の名前あったからやった―とか思ったけど」
 「私の名前だったとか?」
 「そそ。同じ?」
 「同じ!」
 何気仲良くなれそう
 「だから千葉さんと萩の見分けをつけるために梓で…いい?何ならちゃんとかつけるけど…」
 普通に見分けつくけどな…
 だって千葉さんと萩でしょ間違わないと思うけどな…
 でも
 「いいよ…梓で」
 梓って呼ばれる方が好きだし…
 「ありがとうじゃあ俺のこと椿って呼んで」
 「椿?えっ?」
 「俺高松椿」
 あっそ―ゆうことか…
 理解した
 「大丈夫」
 と一言言って列に並んだ
 並び順は男女別だから高松くんとは隣だった
 
 入場が開始し入学式が始まる