カラオケに着くとちょうど一ノ瀬くんがドリンクバーのところに来ていた。
「お、2人共!!遅い〜」
「ごめん!!」
そう言って花恋は一ノ瀬くんに近づいた。
さっき話してたばかりだからニヤニヤしちゃうなぁ。
「色々話してて...ってえ?」
花恋は前を見て驚いているようだった。
花恋が向いている方を見るとそこに居たのは瀬戸口くん。
「えっ…」
「俺が連れてきた!!」
一ノ瀬くんがそう言うと瀬戸口くんはとっても不機嫌になった。
「どうぜ無理矢理連れてきたんでしょ〜」
花恋はそう言って笑った。
嬉しいけど…少し気まずいなぁ…。
そう思いながら前のみんなに着いて行った。
部屋にはクラスの子がほとんど来ていてとても盛り上がっていた。
瀬戸口くんは一之瀬くんの隣に座ったみたい。
なんだかんだ2人で仲良さそうに話しているのを見て安心した。
花恋は皆の盛り上げ役みたい。
奥の席に座って皆の歌を聞いていたら「桜庭さん!!」と話しかけられた。
すると隣にちゃらそうな男の子が。
に、苦手なタイプだぁ...。
「歌わないの〜?」
「わ、私歌うの苦手なので...」
「えぇ〜聞いてみたいな〜」
男の子は肩に手を置いてきた。
「あ、あの...「おい」
男の子の手を掴んだのは...瀬戸口くん。
「桜庭嫌がってんだろ」
「は?お前に関係ねぇだろ」
ピリピリした雰囲気になってきてる。
怖い...。
「はい!!喧嘩禁止〜!!」
明るい声で喧嘩を止めたのは一之瀬くん。
「今日は楽しもうぜ!!」
「うるさ」
瀬戸口くんはそう呟いた。
「おい〜蒼生冷めてんなぁ〜」
「拓真はうるさすぎんだよ」
あれ、2人とももう名前呼び。
すごいなぁ一之瀬くん。
2人のやり取りを見てると思わず笑みがこぼれてしまった。
…じゃなくてっ……!!
「せ、瀬戸口くん…!!ありがとう!!」
「別に」
や、やっぱり冷たい…。
今朝は2人で仲良く話してたのになぁ。
あんなこと言わなければよかったなぁ…。
そう考えてると泣きそうになって慌てて立ち上がった。
「ゆず?どうしたの?」
「トイレ…!!」
そう言って飛び出してきた。
絶対変だと思われたぁ〜〜…。
部屋を出たら少し落ち着いてきた。
部屋と少し離れた廊下に行って落ち着かせていると「何してんだよ」と声が聞こえた。
びっくりして声が聞こえた方を向くと今一番見たくなかった人がそこにいた。
「な、なんでもないよ…!!どうしたの…?」
「桜庭の様子がおかしかったから来た」
心配してきてくれたんだ…って瀬戸口くんのせいなのに…!!
「ほんとに平気だから!!大丈夫!!」
と笑って逃げようとすると腕をつかんで止められた。
ドキッ
「…朝」
「え」
「朝、連絡先交換しなかったのは嫌とかじゃないから」
びっくりして返事が出来なくて瀬戸口くんの方を見ながら固まってしまった。
そんな私を見て瀬戸口くんは腕を離してから
「桜庭が今日元気なかったのはそれだと思ったんだけど違った?」と言った。
「いやあんないきなり言われたら困るよっだからしょうがないと思って…っ」
「携帯家に忘れたんだよ。…それとあんま言われないからびっくりして」
瀬戸口くんはまっすぐ私の目を見ながら言った。
なんだぁ…。よかったぁ。
「そうだったんだね…」
「だから勝手に落ち込むなうざいから」
「ご、ごめ「明日」
「え?」
「明日は持ってくるから」
そう言って瀬戸口くんはふっと笑って部屋に戻っていった。
ドクン…
私は嬉しくてニヤニヤが止まらなくてまた部屋に戻れなくなってしまった。
「お、2人共!!遅い〜」
「ごめん!!」
そう言って花恋は一ノ瀬くんに近づいた。
さっき話してたばかりだからニヤニヤしちゃうなぁ。
「色々話してて...ってえ?」
花恋は前を見て驚いているようだった。
花恋が向いている方を見るとそこに居たのは瀬戸口くん。
「えっ…」
「俺が連れてきた!!」
一ノ瀬くんがそう言うと瀬戸口くんはとっても不機嫌になった。
「どうぜ無理矢理連れてきたんでしょ〜」
花恋はそう言って笑った。
嬉しいけど…少し気まずいなぁ…。
そう思いながら前のみんなに着いて行った。
部屋にはクラスの子がほとんど来ていてとても盛り上がっていた。
瀬戸口くんは一之瀬くんの隣に座ったみたい。
なんだかんだ2人で仲良さそうに話しているのを見て安心した。
花恋は皆の盛り上げ役みたい。
奥の席に座って皆の歌を聞いていたら「桜庭さん!!」と話しかけられた。
すると隣にちゃらそうな男の子が。
に、苦手なタイプだぁ...。
「歌わないの〜?」
「わ、私歌うの苦手なので...」
「えぇ〜聞いてみたいな〜」
男の子は肩に手を置いてきた。
「あ、あの...「おい」
男の子の手を掴んだのは...瀬戸口くん。
「桜庭嫌がってんだろ」
「は?お前に関係ねぇだろ」
ピリピリした雰囲気になってきてる。
怖い...。
「はい!!喧嘩禁止〜!!」
明るい声で喧嘩を止めたのは一之瀬くん。
「今日は楽しもうぜ!!」
「うるさ」
瀬戸口くんはそう呟いた。
「おい〜蒼生冷めてんなぁ〜」
「拓真はうるさすぎんだよ」
あれ、2人とももう名前呼び。
すごいなぁ一之瀬くん。
2人のやり取りを見てると思わず笑みがこぼれてしまった。
…じゃなくてっ……!!
「せ、瀬戸口くん…!!ありがとう!!」
「別に」
や、やっぱり冷たい…。
今朝は2人で仲良く話してたのになぁ。
あんなこと言わなければよかったなぁ…。
そう考えてると泣きそうになって慌てて立ち上がった。
「ゆず?どうしたの?」
「トイレ…!!」
そう言って飛び出してきた。
絶対変だと思われたぁ〜〜…。
部屋を出たら少し落ち着いてきた。
部屋と少し離れた廊下に行って落ち着かせていると「何してんだよ」と声が聞こえた。
びっくりして声が聞こえた方を向くと今一番見たくなかった人がそこにいた。
「な、なんでもないよ…!!どうしたの…?」
「桜庭の様子がおかしかったから来た」
心配してきてくれたんだ…って瀬戸口くんのせいなのに…!!
「ほんとに平気だから!!大丈夫!!」
と笑って逃げようとすると腕をつかんで止められた。
ドキッ
「…朝」
「え」
「朝、連絡先交換しなかったのは嫌とかじゃないから」
びっくりして返事が出来なくて瀬戸口くんの方を見ながら固まってしまった。
そんな私を見て瀬戸口くんは腕を離してから
「桜庭が今日元気なかったのはそれだと思ったんだけど違った?」と言った。
「いやあんないきなり言われたら困るよっだからしょうがないと思って…っ」
「携帯家に忘れたんだよ。…それとあんま言われないからびっくりして」
瀬戸口くんはまっすぐ私の目を見ながら言った。
なんだぁ…。よかったぁ。
「そうだったんだね…」
「だから勝手に落ち込むなうざいから」
「ご、ごめ「明日」
「え?」
「明日は持ってくるから」
そう言って瀬戸口くんはふっと笑って部屋に戻っていった。
ドクン…
私は嬉しくてニヤニヤが止まらなくてまた部屋に戻れなくなってしまった。