コツコツと地面に革靴を弾かせ
私は「行ってきます!」と元気よく声を出して玄関の扉を開ける
扉を開ければ眠たそうな顔をした
美優がいた
「美優おはよう」
私が言うと美優も
「ん〜〜おはよう〜」
と声を出す
「美優また寝不足?」
「まぁね」
ふんっといばるように美優は顔をあげる
美優は美人なくせにゲームオタク
ゲームしてるんだったらその顔をわたしにあたえて欲しい、、、、
はぁぁぁ
美優の顔を見る度に思ってしまう
そんなことはおいといて!
今日は高校の入学式
親は後から来るって言ってたけど、
ちゃんと時間どうりに来るか分からない
親はのんびり屋だ
まぁいつもの事だしいっか
そうやって呆れながら
美優と学校まで歩く
私の家から15分程で着ける
この学校は柳高校という名前
美優とは昔からこの高校に行こうと約束してた
ゲームオタクのクセして美優は頭がいいから
私みたいに苦しまずにこの高校に入れたみたいだけど
私は相当猛勉強した
結局入れたからよかったけど…
昔の事を思い出してたら
柳高校に着いてしまった
まずはクラス表を見る
ドキドキと胸の高鳴りを抑えながら
隣の美優をみてもまだ眠そう
クラス表と目を合わせて
じっくりと1組から見ていく
私の名前 "水瀬紗奈"の文字を見つける
どうやら私は3組らしい
3組のメンバーを見ていれば
"雪村美優"の名前を見つける
美優と同じクラスだ
「美優!」
「ん?」
「また同じクラスだよ!」
少し興奮しながら美優に伝える
小中と美優とクラスが離れたことはない
1回位は離れたいけど
なんだかんだで気が合うし嬉しい
美優の反応は相変わらず薄い
まぁずっと同じクラスだから喜びも何も無いか
昇降口にはたくさんの人が靴を脱いでいる
私もその中に美優と混じって
校舎内に入っていく
柳高校は去年建て替えたばかりで
内装はとても綺麗
フローリングの床を
真新しい上靴で歩いていく
1階には1年の教室が
ずらりと並んでいる
1年3組と書かれた
札を見て教室に入っていく
皆はぺちゃくちゃと
話しながら自分の席に座っている
私達も自分の席に座った
席は出席番号順に並んでいた
私たちはなぜか前後
水瀬と雪村じゃ
少し離れると思ったのに
ま行の人がいなかったんだろうな
教室にガラガラという音がなる
皆は一斉にドアの方を向いた
担任が入ってきたのだと思う
私は前を向いて先生に目線を向ける
先生が起立、礼の声掛けをする
HRがはじまった
入学式の説明
先生の話がようやく終わり
私たちの入学式が始まる
先生が言った通りに皆は動く
入学式がはじまった
色々と話があったけど私はほとんどちゃんと聞いていない
1番興味があったのは部活動について
私は中学時代バスケ部に所属していた
私たちの学校はまぁまぁ強く
全国大会まで進んだ事もあった
そんなわけで高校でも
バスケ部に入ろうとしていた私は
もっとバスケ部に入りたい
という気持ちにかられた
部活ごとに部長が内容などを話す
そんな中で私は目を離せなくなった
人物がいた
それは男子バスケ部の部長
少し甘さのある目元
きりっとした口元
顔の中だけでギャップが作られている
私はそんなバカな事を考えていた
その先輩の名前は "木下春樹"
と言う
私は木下先輩に一目惚れをした
木下先輩のことを考えていたら
入学式が終わった
教室に帰ると私は
「はぁ」
とため息をつく
美優は何も反応しない
でも特に寂しくはない
今は木下先輩の事で頭がいっぱいだから
今日の授業はもう終わった
私は「行ってきます!」と元気よく声を出して玄関の扉を開ける
扉を開ければ眠たそうな顔をした
美優がいた
「美優おはよう」
私が言うと美優も
「ん〜〜おはよう〜」
と声を出す
「美優また寝不足?」
「まぁね」
ふんっといばるように美優は顔をあげる
美優は美人なくせにゲームオタク
ゲームしてるんだったらその顔をわたしにあたえて欲しい、、、、
はぁぁぁ
美優の顔を見る度に思ってしまう
そんなことはおいといて!
今日は高校の入学式
親は後から来るって言ってたけど、
ちゃんと時間どうりに来るか分からない
親はのんびり屋だ
まぁいつもの事だしいっか
そうやって呆れながら
美優と学校まで歩く
私の家から15分程で着ける
この学校は柳高校という名前
美優とは昔からこの高校に行こうと約束してた
ゲームオタクのクセして美優は頭がいいから
私みたいに苦しまずにこの高校に入れたみたいだけど
私は相当猛勉強した
結局入れたからよかったけど…
昔の事を思い出してたら
柳高校に着いてしまった
まずはクラス表を見る
ドキドキと胸の高鳴りを抑えながら
隣の美優をみてもまだ眠そう
クラス表と目を合わせて
じっくりと1組から見ていく
私の名前 "水瀬紗奈"の文字を見つける
どうやら私は3組らしい
3組のメンバーを見ていれば
"雪村美優"の名前を見つける
美優と同じクラスだ
「美優!」
「ん?」
「また同じクラスだよ!」
少し興奮しながら美優に伝える
小中と美優とクラスが離れたことはない
1回位は離れたいけど
なんだかんだで気が合うし嬉しい
美優の反応は相変わらず薄い
まぁずっと同じクラスだから喜びも何も無いか
昇降口にはたくさんの人が靴を脱いでいる
私もその中に美優と混じって
校舎内に入っていく
柳高校は去年建て替えたばかりで
内装はとても綺麗
フローリングの床を
真新しい上靴で歩いていく
1階には1年の教室が
ずらりと並んでいる
1年3組と書かれた
札を見て教室に入っていく
皆はぺちゃくちゃと
話しながら自分の席に座っている
私達も自分の席に座った
席は出席番号順に並んでいた
私たちはなぜか前後
水瀬と雪村じゃ
少し離れると思ったのに
ま行の人がいなかったんだろうな
教室にガラガラという音がなる
皆は一斉にドアの方を向いた
担任が入ってきたのだと思う
私は前を向いて先生に目線を向ける
先生が起立、礼の声掛けをする
HRがはじまった
入学式の説明
先生の話がようやく終わり
私たちの入学式が始まる
先生が言った通りに皆は動く
入学式がはじまった
色々と話があったけど私はほとんどちゃんと聞いていない
1番興味があったのは部活動について
私は中学時代バスケ部に所属していた
私たちの学校はまぁまぁ強く
全国大会まで進んだ事もあった
そんなわけで高校でも
バスケ部に入ろうとしていた私は
もっとバスケ部に入りたい
という気持ちにかられた
部活ごとに部長が内容などを話す
そんな中で私は目を離せなくなった
人物がいた
それは男子バスケ部の部長
少し甘さのある目元
きりっとした口元
顔の中だけでギャップが作られている
私はそんなバカな事を考えていた
その先輩の名前は "木下春樹"
と言う
私は木下先輩に一目惚れをした
木下先輩のことを考えていたら
入学式が終わった
教室に帰ると私は
「はぁ」
とため息をつく
美優は何も反応しない
でも特に寂しくはない
今は木下先輩の事で頭がいっぱいだから
今日の授業はもう終わった