「ところで、何で居るの??」
確か隣の人??と首をかしげる彼に、一応認識はされているんだと驚いた。
絶対顔もおぼえてないと思ったのに意外。
『何故居るといわれても、この温室が気になったから??』
「……気になった、ねぇ」
『この温室って、やっぱり入っちゃマズかったんですか??だったら帰ります』
逃げるように出て行こうとすれば、彼に止められた。起き上がり、座るように促す彼に断りきれず私は素直に従った。
普通に、気まずい。
隣に感じる体温に、気まずさをより感じる。彼は座るように言ったのはいいが一言も喋らない。
もう一度言おう、普通に気まずい。