私はまだまだ本当に未熟だと思うし

シリアにはもっといい人がいると思う。



そう考えていた時には

すでに家の外にいて

高台に向かう途中の階段を登っていた。

街全体を見渡せる場所になぜか足を運んでいた




「、、シリアには悪いことしたなぁ」


、、断ったあげく、家を飛び出してきちゃった、、、あ、、




目の前に広がったのは一面に広がる街。

今はお昼前ってのもあってすごく風が気持ちいい。



「んん〜!やっぱここはさいっこうだね!」


柵にもたれかかりめいいっぱい腕を伸ばす。


『俺の隠れ場所でもあるけどな』