5歳とは思えない君の考え方に私は驚いて、


そして、やっぱりその言葉が嬉しくて


また、君の胸で泣いてしまうんだ。


「ねぇ、きぃちゃんはさぁ、僕がいなくなったら
また、こうやって泣いちゃうんだろうね。」


「ううん、泣かない。だって、私がそんな時に泣いた
とぉくんが泣けなくなっちゃうからね。」


「そう?じゃあ泣いちゃだめだよ。」


「ん〜。やっぱりすこし泣いちゃうかも。
でも、私泣きたくないから、とぉくん、いなくならないでね?」


「わかった、いなくならないよ。」