「ねぇ。僕達この事もう忘れてしまうのかな。忘れないように僕達のいた証拠残しておこうよ。」












「うん。」





「僕達はきっとまた会える」






静かにさざめく波の音と潮の匂いをなびかせた風の中、

君の優しく柔らかい感触と穏やかな空気を残して君は夏にさらわれた。




目の前にはもう、何も無いのに


私の唇だけが君の温かさを残して

涙が頬を伝った、、、