「んー!ママのご飯は美味しい!」

「ほんと?ありがとー!さ、明日なんだから!頑張ってね!」

明日は受験

だから、私も気合い入れてー、

カツ丼にしてみましたー!

「もしかして、受験だからカツ丼?」

流石、優輝には分かるか。

「そー!せーかい!さ、早く食べて遅刻しないように行かないとね!あ、そだ!明日、受験終わったら、優作に迎えに来てもらって、ご飯でも食べに行く?」

そうすれば楽しいじゃん!

優作に予定きこ!

「あー、いーね!私、優作さん面白いしいい人だなーって思ったよ!」

流石、愛叶!

私と好み一緒じゃない?

「でしょー!じゃ、優作に予定聞いてくるー!優輝もいい?」

「あぁ、好きにして!」

よっしゃ!

prrrrrr prrrrrr


“もしもし?”

あわ仕事中だったかな?

「優作、久しぶり!私だけど、今大丈夫?」

“え!?あ、莉愛?”

あ、気付いてなかった?

「うん!あのね、明日の午後暇?」

ん?

優作、社長じゃん!

忘れてたけど

暇なわけないじゃん!

“ん?ちょっと待って。秋庭ー!俺、明日の午後空いてる? おー、空いてる。まさか、仲直りした奥さんと会うのかー? あったらダメなのかよ。”