隣の君は眠り姫


「おっはよぉぉぉぉっ!!」

昨日倒れたやつとは思えないぐらいの眩しい笑顔で彼女は現れた。

「もう元気なんだ?」

と問いかけると、微笑みながら満足気に頷いた。




「小夜ぉぉおおおおおおっ!!!!」



生き別れの我が子を見つけたように田中が山田に抱きつく。



「うぉぉぉおおおおおおおおっ!!!!」


と山田も応えるように抱き返し、感動の再会は終えた。

















「あ、そうだ、佐藤くんプリントは??」

と山田がいきなり火に油を注いだ。


「え……?プリント??」
「あれ?昨日プリント配られてねぇよなぁ?」



田中と遼の目が新しいおもちゃを見つけた子供のような目になっていた。



「………うるせ。」

少しだけ赤くなった頬を隠すように机に突っ伏した。


山田のやろう…今だけ恨んでやる………

そんな怨念を送りながら静かに時間が過ぎるのを待った。