私は、12歳の時に全国統一を果たし退屈と思ったので一般人になることにした。
祖父は、こうなることを分かっていたのかその世界の人間に、住んでいる場所や本名など教えていなかった。
そして、たとえ調べたとしても足のつかないようになっていた。
片桐「鬼姫様。一般人になるとはどゆう事でしょうか?」
こいつは、私の世話係。片桐 誠 40歳。体格がすごくよくて頭のいい人間。頼りになるが、小言が多い。
私「あ?そのまんまの意味だ。私は、一般人になる。」
片桐「鬼姫様。ご自身のお立場お分かりですか?
この日本の闇世界の代表です。居なくなってしまわれれば、我こそはと抗争が起きます。
そのような事をさせないために鬼姫様は、この世をまとめたのでは?」
私「そうだ。今までどれだけ一般人を巻き込んできたか。これで、穏やかに暮らせるのでは?そして、私も客観的な目でいろんなものを見たいそう思う。」
片桐「私、片桐は前会長から鬼姫様を守り生涯支えよと命を受けました。どのような道を選ばれようとも。ですから、鬼姫様が一般人になれようとも片桐は傍におります。
ただ、一般人として過ごせるのは短い間になることはご了承下さい。」
私「分かった。もし争いが起きそうであれば即戻る。」
片桐と私は約束を交わして一般人になった。
私は、やっと手に入れた普通の生活満喫して4年がたった。
高校に通い始めたある日、突然片桐が現れた。
片桐「鬼姫様、ご無沙汰しております。」
片桐の後ろにマスクをつけた私と同じ背の女の子が頭を下げていた。
私「片桐、その後ろにいる女の子は誰?」
片桐「いつかは、鬼姫様にお教えせねばと思っておりました。もう一人の鬼姫様でございます。」
片桐がそう言うと女の子がマスクを外し頭を上げ私を見た。
その子の顔を見て息ができなくなるほど驚いた。
だって、その子の顔姿形は…私そのもの…
私「片桐…この子、私にそっくり」
片桐「…鬼姫様のお祖父さまが、親も親戚もない鬼姫様と似た声紋を持つ子供を探し、整形などを行い鬼姫様の影武者を生前おつくりに…」
「初めまして、鬼姫様。いいえ、なみ。私は、神崎なおといいます。」
神崎なお…この子が私の影、