昼食後の授業の眠さといったらない。

クラスのほぼ全員が熟睡の状態。

6限目は学年集会だけど大丈夫なのかな、という私の心配をよそに、5限目の終了時刻は迫っていた。

授業が終わると、生徒たちは全員、体育館へと向かった。

私たちのクラスが到着した時には既にほぼ全員が集合していた。

学年集会なんてダルい、と文句を言う生徒が大勢いる中で、喜んでいるのは恐らく杏香だけだろう。

隣の列の斜め前に、順平がいるからだ。

ちなみに彼は、私の斜め後ろ。

順平の隣は、篠原くんだった。