そういえば順平、類くんと同じクラスだったな。

いいな、毎日この顔を拝めて。羨ましい奴だ。


私は気が付くと、ぼんやりと類くんを見つめていた。

こういう時の顔は、要注意なのに。

あーあ、やってしまった。

私はそれから、類くんをマトモに見れずに俯いてしまった。


「あの、小泉さん」

「…はい」

「俺…昨日、偉そうな事ばっか言って、ごめん」