さっきの女の子と同じような呪文を唱えた。でも、それはペンダントに向けて。

このペンダントは、身につけている者の魔力を少しずーつ吸い取って、占いをしやすくするための特注品。魔力を吸い取る事に、水晶が澄んでいくんだってさ。役割はそれだけじゃ無いとかも言ってたけど。

ペンダントは、光を帯びている。その光は、空中に文字を描いた。筆記体みたいな字。

「え・・・・・・これどこの言語ですか・・・・・・」

「んー?あ、これね。天界の言葉だよ」

「「「「「「ええええっっっ!!!!!!」」」」」

う、うるさーい!そんなに驚くなぁっ!

「ふむふむ。ふーん、えっマジ?」

私は黙々と解読を進める。それらの文字は、私が解読し終えるとすうっと消えた。同時にペンダントが帯びていた光も消える。