「ええーっと、占って欲しいのは何かな?」

「あ、俺成績下位者なんです。でも、戦うことだけは好きで・・・・・・なので、戦闘にむいているかどうかを占ってほしいんです!」

あ〜、なるほどねぇ。

「そっかぁ。これ使わなきゃダメか」

私は制服の胸ポケットから、水晶がはめ込まれたペンダントを取り出した。

円形の金色の金属の中に、水晶がはめ込まれているこれ。占いが好きだったお母様の形見・・・・・・なんだよね。

水晶が完全に見えないんじゃないんだ。金属は・・・・・・例えるなら鳥かご?檻?ま、そんな感じですね。雫の形をした水晶が、鳥かごっぽい感じの金属の中にある。

「ふー。戦いの神アレスよ、我が魔力を糧とし彼の者の才能を見せよ」