「Light straight ahead」

その瞬間、私の手から微弱だけど光が溢れ真っ直ぐな線になっていく。そして、十八人で対決できるだけのコートを作った。

「すご・・・・・・」

んー、皆が口々に言ってるのはさておき、負担かかってないかな先輩。出来るだけ魔力は抑えたけど。

「あ、ボール取りに行ってくるね!」

花恋がボールを入れてあるケースから、一つだけ柔らかそうなボールを取り出した。

「花恋、ありがとう!」

私はボールを受け取り、叫ぶ。

「さあ、誰から餌食になりたい?」

その言葉に、残りの17人は(狙われたら命はないな・・・・・・)と同時に思っていたらしい。