「はーい、次いっくよ!」

「よろしくお願いしますわぁ」

鼻を突く、キツめの香水の香り。ちょっと猫なで声。これは・・・・・・パンダだな!さては占ってもらいつつ媚を売る気か!

「私、素晴らしい知恵について占ってもらいたいんですのぉ。よろしくお願いしますぅ」

正直、嫌です。ってゆーか自分が秀でてますよアピールしたいんでしょ?でもね〜、5人も頑張ってたしね、今まで。だから、私も頑張んないと!

「おっけー。あなたの名前は?」

「私、富川よると申しますのぉ」

「富川?」

あー、はいはい。No.39の貴族さんね。まー、貴族は全部で50もいないからねー。低い方に入るかな?

「じゃ、いくよ」

「はぁい」

こいつ、バカにしてんのかな?呑気な返事、無性にいらつくんだけど?!