きっとこれまでも、これからも、この日が1番最悪な日となるだろう。


その日は、私の妹が二度と私の隣で笑うことが出来なくなった日。



そして、私の中から


“楽しむ”





“喜ぶ”


等の感情が、凍結された日。


“楽しむ”





“喜ぶ”


等の感情が無くなったため、私は笑えなくなった。


というより、いつ、どんなタイミングで笑っていたのかを忘れてしまった。


実際は笑顔を浮かべているものの、それは自然に出来るものではなく、貼り付けているもの。


そんな明るい感情が凍結された私は、それの代わりに


“悲しい”


“悔しい”


“寂しい”


“辛い”


“苦しい”


等の、ネガティブな感情が強くなった。



なので、私は過去の事を思い出しては感情が高まり、すぐに泣いてしまっていた。


けれど、今では涙を堪える術を学び、我慢をし、嘘をつくことを知った。



私は、全てを嘘で塗り固めている。


嘘と本当の事を混合させることによって、周りに本当の自分を見せないように努力してきた。


絶対に、分からないように。


分からさせないように。


けれど、私が必死に塗り固めた嘘は繊細で、すぐに壊れて崩れ落ちてしまう。


それは私の心も同じだ。