「・・・」



やっぱり透也は意地悪だ。



「杏奈?早くしないと、もう1回するよ?」



「えっ、わ、分かった!許す許しますとも!」



あ、



許しちゃった



「そ?じゃ、早く野菜切ってね?」



「う、うん」



透也の声が、すごく優しいから、またドキドキしている私。



こんなの、ずっと続いてたら、諦められるはずないじゃん・・・