────ドンッ !? 必至に塩川先生を追いかけていたせいで、 背中にぶっかってしまった。 「 わっ!!す、すみません!!」 恥ずかしいし、よりによって塩川先生にぶつかっちゃった…最悪だ。 無表情でピリついたオーラを出しながら塩川先生がこちらを振り向く。 お、怒られる─────。 咄嗟(とっさ)に私は目を瞑った。 「 佐藤…。大丈夫か?」