「ファンタジーの世界に登場するキャラクターの格好をして、喫茶店を作るんです!」


楽しそうだな~。


やっぱ、妖精?あ、でも魔女もいいな~♪



「それより、パレンドタウンの劇の方が楽しそうじゃん?」


透き通る声が隣から聞こえた。


その声の正体は颯だった。



また、パレンドタウン。




颯は、何を知っているの?





「「「「キャー!!!」」」」



うるさっ!その高い声はどこからでるの??




颯さまが発表なんて珍しい



なーんて声が聞こえる。発表しただけで騒がれるなんて、よかったですねー、颯さま。





って、周りの人はパレンドタウンのこと知ってるの?




私の質問に答えるように、後ろの男女が声を出した。




「パレンドタウンって、マリナ姫の話だろ?」


「そうそう、ロマンチックよね~!」



マリナ姫。確かに、ロマンチックだけどねー。




劇よりは喫茶店の方がいいな。





衣装着れるし!劇になったら、他のかわいい子が劇にでるし、つまんないだろうしね。