オレは



ミキオの貯金箱から



小銭を出し、



その小銭を



ジャージのポケットに



入れる。



「あ、それ僕の…」



…バーカ。



オレは不審な笑顔を



この部屋に



残し、



家を出た。



バーカ。



ミキオなんか



ヘナオだ。



ヘボオ。



アホオ。



バカオ。



スネオ。



…おまえみたいな奴は



オレと口聞く



権利ねぇんだよ。



バーカ。



チービ。



ガーキ。



パーゲ。



ボーケ。



笑いながら心ん中で



家族をバカにした。



…そして向かった先。



…それは。