~結姫side~

あれから数日が過ぎた。

気づけば彼のことを待っている自分がいた。

今日も彼には会えないのかな……

そんなことを思いながら病室の窓から空を眺めていた。

「白雪姫あそぼ!」

「あそぼ!あそぼ!」

と何人かの子どもたちが私のベットの周りに集まってきた。

「つぼみお姉ちゃんも一緒にあそぼうよ!」

子どもたちがつぼみに声をかけた。

「ごめんね、そんなに体調がよくないし、今日すっごく暑いからまた今度ね」

つぼみ……?