それから俺たちは昂に追いつくといつものように帰った。 十字路に出るとそこで解散だ。 「じゃあなー」 「ばいばい」 「またね」 「大輝はやく」 「みさとは歩くのが速すぎんだよ」 「うるさい」 「ああ、また」 そう言ってそれぞれの家へ向かった。 俺はこの4人と一緒にいるときが一番楽しいのだ。