「あ!とあちゃんだぁ!どう?合格した?」
「あ!みなみちゃん!合格したよー!」
松田みなみちゃんは、おがわ中学校の2年生。とても明るい性格で少しさばさばしている。
「おー!良かった!てか、先生たちと稽古とか疲れるよね?」
「ほんとにそれ!1番長く並んでる先生のとこ行こ?」
「いーね!それ!」
私とみなみちゃんは、1番長く並んでる所に並んだ。
「神前中学校(シンゼン)の小沢(オザワ)先生のとこだね?」
「そーだね。あ、みなみちゃん。前、さくら中学校の細田さんだね?」
細田(ホソダ)さんは、さくら中学校の2年生。身長も高いのに、優しい。
(その前は...え?!千早くんだ)
「細田さん前入ってもいいかな?」
細田さんは、千早くんのことをみて納得したようだった。
「いいよ!気にせずどーぞ!」
「ありがとう!」
そして、細田さんはまた、みなみちゃんと話始めてしまった。
(千早くんに話しかけてみよーかな。)
ちょこっとだけ勇気をだして、話しかけることにした。