蒼斗side


蒼斗「寝たし…」


今俺の腕の中にいる眠り姫。


蒼斗「目ぇ赤いし…相当泣いたんだな」


俺は菜々をお姫様抱っこして部屋に運ぶ。


かるっ


こいつ飯食ってるよな?
 

…うん。朝は皿が置いてあったし、昼も裏庭で食べてた。


そういう体質か?


まぁいい


ガチャ


部屋キレイだな…


白と黒ばっか…



俺は菜々をベッドにおろして、リビングに戻った。


すると菜々のスマホがなった。


[侑李]


あぁ…あの昼一緒に食べてた奴…


出とくか…


ピッ


蒼斗「もしもし」


侑李『菜々じゃない…先輩ですか?』


蒼斗「あぁ。」


侑李『菜々大丈夫ですか?菜々、昔から雷苦手なんです』


蒼斗「へぇ。今寝た」


侑李『フッ変わってないなぁ〜。』


蒼斗「?」


侑李『菜々って昔っから泣いたらすぐに寝ちゃうんですよ』


蒼斗「…」


侑李『じゃあ菜々、よろしくお願いします』


蒼斗「おう。」


プーップーッ