菜々「侑李、大声出さないでね?」


侑李「はいはい。何?」


菜々「あのね… 笹賀兄弟と同居することになった」


侑李「…はぁっモガッ」


菜々「しーっ」


侑李「…なんでそんなことになったの」


菜々「ままがね、1等当てたからロシア行ってくる〜とか言ってさ。それでぱぱと親友の笹賀兄弟のお父さんの家で住むことになったわけさ。」


侑李「へ〜。がんば」


菜々「うぃっす」


侑李「じゃ、教室いくよ」


菜々「はーい」

 

─キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン



「起立 礼 着席」

──
────
──────

─キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン


お昼になった


侑李と一緒に食べるため、裏庭に行こうとしたら…


「「キャーーー!!!!」」


陸人「菜ー々!!一緒食べようぜ」


菜々「陸人…」


「え!?菜々ちゃんて陸人様の知り合いなの?!」

「笹賀じゃかなわねーよ…」


菜々「絶対いやだ!私は侑李と食べるの!!」


陸人「侑李?…この子のこと?」


菜々「そうだけど?」


陸人「侑李ちゃん、俺も一緒にいいかな」


侑李「やだ」