─チュンチュンッ



私の1日の始まりは、鳥の鳴き声で始める。




じめじめした6月頃、私の家では話し合いをしていた。


「だからぁ!!なんで笹賀家の息子たちと同居ぉぉお!?!?」


「理由は何回も言ってるでしょ♪ままたちは明後日には行くからネ♬」


「明後日ぇぇえ!?!?!?急すぎるわ!!」


あ、どうも皆さんおはようございます。


え?いきなりだけど今の状態を説明してほしいって?


しょうがない。教えてあげる。


ことの発達は5分前。

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『ナナー!下降りテキテー!』


『はぁーい』


今私のことを呼んだのは母親のルナ。


日本とアメリカのハーフ。


生まれも育ちもアメリカで、こっちに来たのは最近だから、ちょっと日本語の発音がおかしい時がある。


菜々『ままー?どしたの』


ルナ『ナナァー!ままたち、1年間の間旅行行ってくるわね♪ロシアに!!』


菜々『…は?ロシア?』


何を言ってるんだ我が母は。


ルナ『そう!ロシア〜』


菜々『ちょっとまって。なんでそうなったの?!』


ルナ『えっとねー、商店街のあのガラガラ回すやつやったら1等出てー、ロシアペア旅行だったノ!!だから行ってくるね〜』


菜々『…え、私1人、?』


ルナ『ウウンー!ナナ1人だと寂しいーって絶対言うと思ったから笹賀家の息子さんたちと一緒に住んでね』


菜々『はぁん!?笹賀家の息子と一緒に住むぅ??絶対い『やだ、なんて言わせないわよ…?』 うぅ…』

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って感じで言い合いになってたんですよ


それが今の状況ね