太陽を受けてキラキラと光る金髪の髪の毛、
彫りの深い顔立ち、
すっと、線の細い体。


そして、何よりも印象深いのは深海のように吸い込まれそうなその真っ青な瞳。


だけど。



景色から異様に浮いて見えた。




「ここ生徒立ち入り禁止じゃないっけ?」



見るからに外国人のような彼が流れるような日本語を喋ったのに少し驚いて、



声を上ずらせながら、答える。



「自分も入ってるじゃん。鍵、あなたが持ってるの?」



ふっと微笑を浮かべた。