二階のフロアまで登って、そこで立ち止まる。



三階の窓は狭いけど屋上に続くコンクリートの敷地があって、もちろん危ないけれどそこに乗って、どうにか頑張れば屋上に上がれる。



前、三年生の男子がそれに挑戦してまあ、成功したんだけど、教師に見つかってこっぴどく叱られていた。



今日は運のいいことに、三年生が私立受験で三階は誰もいないはず。



そう考えて、私は上へ続く階段をまた踏み出した。