私、藍乃月 舞音は、私立星雲高校に入学する。
そして今日、楽しみにしてた入学式の日なんだけど…


「……ここ、どこ?」


道に迷っちゃった……どうしよ〜!!


ふと、前を見たら、同じ星雲高校のものと思われる制服を着た男の子が歩いてる。
よし、高校まで連れて行ってもらおう!


「すみません!
星雲高校の人ですよね!?
ちょっと道に迷っちゃったんですけど……
一緒に行っでいいですか? 」


振り向いた相手の顔を見てびっくり!
なんでって、私でも分かるようなイケメンだったから。

そしたら、男の子は一瞬驚いたような顔をして、


「いいけど……」


と言った。


「ありがとうごさいます!」


いや〜良かった!
このまま入学式に出られないかと思ったよー!