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「痛っ!痛いっすよ!」


「ははっ、悪ぃ悪ぃ。」




みんなより一足先についた病院に、私はシュウトと春翔と龍也の4人でいた。


案の定、シュウトとの体はボロボロ。


全治1ヶ月の入院だった。


そんなシュウトにちょっかいをかける龍也と、どこかへ電話をしに出て行った春翔。




「俺、飲み物買ってくるわ。」


「あ、うん。」




そして、龍也も飲み物を買いに部屋を出て行った。




「シュウト…、大丈夫?」


「え?こんなんへでもないっすよ?」


「ごめんね。」


「俺こそ、弱っちくてすいません。」




笑うだけでも顔は痛いはずなのに、ニカっと笑うシュウト。


足の骨は折れていて、指にも包帯やギブスを巻いている。


そんな痛々しいシュウトを見て、私は何度も謝った。