中学の時、考えていたことがある。
良い高校へ行って、
良い大学へ行って、
一流企業に就職。
これが、良い道なのだろうか?
安定が、良いことなのだろうか?
そんなことを考えていた。
一丁前に考えていた私だけど、
良い高校へ行けるほどの学力はなかった。
偏差値がそう高くない中学で、上の下。
私の学力では、地元の公立高校で
3番目の偏差値のK高校が妥当だった。
でも、K高を受ける周りの連中は
私が好まないノリの人ばかりだった。
それに、私の大好きなバスケ部が強いのは
2番目の偏差値のN高だった。
私の学力では、危ういと言われたけれど、
頑張ることにした。
規則が厳しい高校だったけど、
バスケが強いという理由だけで決めた。
そして、かなり遅めの受験勉強が
始まった。