真っ白な天井。

真っ白なカーテン。

真っ白な壁。


ここはどこだろう。


長い夢を見ていた気がする。思い出せないけど、とても心地良い夢を。

私はゆっくりと周りを見渡してみる。


たくさんの医療機器。すぐ横にある点滴の管は私の細い手に繋がれていた。


息がしづらい。口元には呼吸器が付けられている。


身体が重い。動かそうと思っても、思うように動かない。少し腕を動かしただけて体力を使った。


ここはどこ?


おそらくどこかの病院なのだろう。


私は簡素なベットに横たわっていた。