神は、悟すように言った。



でも、止まらない。



「力がないから俺は『アイツ』を
助ける事が出来なかったんだ!
お願いだ!力を貸してくれ!」



その言葉が届いたのか、神は溜息を
ついて言った。



『.....そこまで、言うなら分かりました。
この氷女神 氷瑠璃(ひょうるり)が
力を貸してあげましょう。』



神が俺の額に手をかざした。



ードクンーー
その瞬間、俺の体は一気に冷たくなった。



「っ⁉︎.....はっ.......」



でも俺は『アイツ』の復讐の為、
そう考える事で耐え切った。