なっちゃんによると、時期バスケ部のエースだし、身長高くてイケメンだけど……



「最近キャラ変わったんだよね……」



なっちゃんの前の高峯は爽やかさが消えてるのだ。


あたしとなっちゃんが話してる時、何故か高峯がなっちゃんの近くでうろついてるし。


帰りは一緒に帰りたがって、他の男子がラブレターをなっちゃんに送っても、高峯が黒い笑顔を貼り付けながら、破って捨ててた。



……割と、高峯はイカレてる。


鈍感な天使様はそのことに全く気づいてない。



「そうだったのか。高峯とあんま話さねーから知らなかった」


「多分安藤は高峯と合わないんじゃないか。前の高峯ならともかく……」


「いや、正直いって高峯が羨ましいな」



う、羨ましい……だと!?



「お主、それは正気か!?」


「お前は誰だよ。正気だけどさ」



まーね、なっちゃんを独占できる高峯が羨ましいっていうのはわかるんだけど……


はっ、まさか安藤!



「もしかして、なっちゃんのこと「違うから!!」


ちぇー


もしそうだったら、修羅場見れそうだったのに。



「お前は漫画の見過ぎだ」