翌朝、目が覚めてスマホを確認すると、ふたつのメールが届いてた。


「なっちゃんと安藤……?」


まずはなっちゃんから。



『お誕生日おめでとう!!
クリスマスイブっていう素敵な日に生まれて、彩葉ちゃんもとっても素敵な女の子です。私が保証します!!

知り合ってまだ半年だけど、彩葉ちゃんの色んなこと知って、私は彩葉ちゃんのことがこんなにも大好きになれました♡♡
彩葉ちゃんと出会えて本当に良かったよ!
いつもありがとう。

彩葉ちゃんにとって素敵な誕生日を過ごせますように。
これからも仲良くしてくれるとこれほど
なく、私が嬉しくなります!(笑)

プレゼントは明後日遊ぶ時に渡すね!
遅くなっちゃってごめんね(>_<)

改めて、お誕生日おめでとう!
これからもよろしくね♪  奈々』



なっちゃん……!!


もちろん、仲良くしますとも!!


受信された時刻が12時ちょうどで、そのことにも嬉しくなる。


目がウルウルしてきた……。



こんなに嬉しい誕生日は初めてだ。


あたしはなっちゃんに返信して、もう一通ある安藤の方を見た。



『今日夕方から空いてる?
アニストのクリスマスグッズほしいから一緒に行かない?』


「……! めっちゃ行きたい!!」