その言葉に苦笑いしている途中で、ふとここに来た目的を思い出す。
確かあたし、心菜ちゃんに「話したいことがある」って言われたからここに来たんだよね。
こうやって雑談してて平気かな?
「ねぇ、あの話って・・・何?」
内容が気になったから、会話のタイミングを見てそう切り出したけれど、何故か二人とも何も答えない。
そのまま、沈黙の時が流れること約5分。
お茶請けのマカロンを食べながら紗織さんが「やってない可能性・・・ううん、やってる可能性の方が低いんだから、訊くだけ訊いてみたら?」と優しげな声で心菜ちゃんに言った。
心菜ちゃんはそれでも何も話さなかったけれど、しばらくして紅茶を一口飲んでからゆっくりと話し出した。
「文ちゃんは・・・『主催者』って、知ってる?」
主催者って、イベントなどを主催する人のこと・・・だっけ。
後はそのイベントの全責任は主催者が持つことが多い、って以前聞いたことがある。
そこまで考えて、こくんと頷く。
「ですって紗織ちゃん。『主催者』の事を知ってるんだから、やっぱりそうなんじゃないかしら?」
「そりゃー主催者って言葉はやってない人とか、そもそもあの話を知らない人だって知ってると思うよ。習うんだから。
あたし達が訊きたいのはそういうのじゃなくて、ゲームの方の主催者でしょ?」
えーっと、二人の会話の内容がわからん。
とりあえずケンカしないかドキドキしながら見てたあたしだけれど、紗織さんが出した「ゲームの方」という言葉に首をかしげる。
主催者、ゲーム、と聞いて思い当たるのはあのメールだけれど、まさか・・・ね。
「ゲームの方って事は、そんなイベントがある、もしくはあったってこと?例えば脱出ゲームとか」
とりあえず二人にそう訪ねてみる。もしかしたらあたしが思っているのと違うかも知れないし。
確かあたし、心菜ちゃんに「話したいことがある」って言われたからここに来たんだよね。
こうやって雑談してて平気かな?
「ねぇ、あの話って・・・何?」
内容が気になったから、会話のタイミングを見てそう切り出したけれど、何故か二人とも何も答えない。
そのまま、沈黙の時が流れること約5分。
お茶請けのマカロンを食べながら紗織さんが「やってない可能性・・・ううん、やってる可能性の方が低いんだから、訊くだけ訊いてみたら?」と優しげな声で心菜ちゃんに言った。
心菜ちゃんはそれでも何も話さなかったけれど、しばらくして紅茶を一口飲んでからゆっくりと話し出した。
「文ちゃんは・・・『主催者』って、知ってる?」
主催者って、イベントなどを主催する人のこと・・・だっけ。
後はそのイベントの全責任は主催者が持つことが多い、って以前聞いたことがある。
そこまで考えて、こくんと頷く。
「ですって紗織ちゃん。『主催者』の事を知ってるんだから、やっぱりそうなんじゃないかしら?」
「そりゃー主催者って言葉はやってない人とか、そもそもあの話を知らない人だって知ってると思うよ。習うんだから。
あたし達が訊きたいのはそういうのじゃなくて、ゲームの方の主催者でしょ?」
えーっと、二人の会話の内容がわからん。
とりあえずケンカしないかドキドキしながら見てたあたしだけれど、紗織さんが出した「ゲームの方」という言葉に首をかしげる。
主催者、ゲーム、と聞いて思い当たるのはあのメールだけれど、まさか・・・ね。
「ゲームの方って事は、そんなイベントがある、もしくはあったってこと?例えば脱出ゲームとか」
とりあえず二人にそう訪ねてみる。もしかしたらあたしが思っているのと違うかも知れないし。